
まず、東洋医学、鍼灸における不妊に対するアプローチとは、根本(根っこの部分)の立て直しを図ること=妊娠できるお身体作りをするということです。
現代人の身体は、大多数の方が半健康状態と言われております。
冷え症に始まり、ストレス過多、運動不足、栄養バランスの乱れ、睡眠不足、あげればキリがなく、生命維持をしていくのが精一杯で、これでは身体は赤ちゃんではなく母体を優先し、とても妊娠どころではありません。
健康な身体を作るということは、妊娠に向けての準備、赤ちゃんが好む環境作りでもあります。
しっかりと土台を築き、自然に無理なく妊娠の為にできること、それが鍼灸の役割であります。

では、どうやって鍼灸で不妊治療をしていくかといいますと、西洋医学では基礎検査をしたり、周期に合わせたホルモン補充をするのが一般的で、部分(パーツ)を対象に診ていくことになりますが、東洋医学では不妊だけにフォーカスせず、一体今身体がどういう状況なのか、それにより身体の中ではどんなことが起きているのか、全体のバランスを診ながら治療していきます。
何故なら、身体の機能というのはそれ単体で動いているのではなく、全てが関連し合って機能しているので、一連の動きがスムーズではないと本来の機能を果たせないのです。
そして、東洋医学では四診と呼ばれる『望聞問切』という問診で見立てた証に基づいて治療を開始していきます。
土台をしっかり作ること、過不足を調整することが治療のポイントです。

冷えを取り、気(血)を動かすことにより、生理周期の乱れや排卵障害を修正、骨盤内の血液循環を改善、子宮内膜を厚くし、受精、着床率を高め、薬の副作用を軽減、自然治癒力や内臓機能、体質を改善し、質の良い卵子作りをお手伝いいたします。
高度生殖医療を受けられている方は、併用されることにより、より一層の効果が期待できます。
体外に備え、2~3か月前から週1回の通院でご準備され、綺麗な体温表になった時点での移植後に見事ご懐妊されました。
高齢と呼ばれる年齢にもかかわらず、妊娠中もお仕事をされながら特にトラブルなく、産後の経過も良く、更に今お二人目を目指して頑張っている最中です。
是非また妊娠して頂きたいものです。
初回ご来院時の感想

当院に通われて初めての体外にて、移植まで10回の治療後無事ご懐妊されました。
ご本人が一番驚いていらしたのが印象的でした。
移植当日と、判定前最後まで諦めず治療され、結果が出て本当に良かったです。
お大事にされて下さいね。
初回ご来院時の感想

月経不順があり、生理が停止したりと難しい状況の中、13回目の治療後見事自然妊娠されました。
ご懐妊後も切迫流産や早産の危険性があり、お仕事をされながらで心配でしたが、無事生まれた時は本当に安どの気持ちでいっぱいでした。
生命力の強い赤ちゃんでしたね。
初回ご来院時の感想



良い治療をする為にも、先程の問診をしっかりし、その方には何が足りないのか、何が足りているのかを見極めていき、かつ、治療をするにあたって不安なこと、心配なこと、困っていること等全てお話できる範囲でお伺いしてからご納得した上で治療を受けて頂いております。
もちろん、日々の生活や不妊治療で感じているストレスやお悩みをお話頂いても構いません、その為にカウンセラーとしての活動もしております。

過去の経験から培った不妊に対する治療+α、問診に基づいて体質や体調をみながらその時その方に合った最適な治療を提供していきます。

基礎体温表は、現在のお身体のバロメーター。
体温をつけていてもイマイチわからない、そんな方の為にきちんと排卵しているのか、どこで排卵しているのか、それによりどのタイミングで夫婦生活をどのくらいとって良いのか、今のお身体の状況等基礎体温表からわかることをアドバイスいたします。
その為、初診時には直近で何周期分か基礎体温表をお持ち頂いております。

不妊治療は、クリニックへ行く、鍼灸を受ける、漢方を飲むことだけではなく、普段の生活が何より大事です。個々に合った食事・生活・お灸指導もしていきます。治療にお越しになれない日は、自宅での施灸をお願いする場合がございます。以下、当院の通院プランの例です、ご参考までにどうぞ…。